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  UNIXコマンドリファレンス

カレッヂ
カレッヂ


CGIやSSIを操作する為に不可欠なUNIXの基本操作と、 プロバイダが違ってもperlスクリプトを利用する際の注意を説明します。

  1. シェルモードを終了する

    % exit       シェルモードの終了。
    

  2. ファイル名をリストする

    %ls         そのディレクトリのファイル名だけをリストします。
    %ls -l      そのディレクトリのファイル名と各種情報をリストします。
    %ls -a -l   ピリオドから始まるファイル名は上記の方法ではリストしません。-aを付けると
                リストできます。さらに-lをつければ各種情報もリストします。
    

  3. ディレクトリを移動する

    シェルモードに入った時点で、そこはあなたのホームディレクトリです。 % set[ret](以後[ret]は省略します)と入力してみてください。

    uranus% set(例)
    argv    ()
    cwd     /home/usr5/rescue
    history 32
    home    /home/usr5/rescue   (ホームディレクトリ)
    path    (/usr/ucb /usr/bin /usr/local/bin /usr/local/mh)   (パスの通っている範囲)
    prompt  uranus%
    shell   /bin/csh
    status  0
    term    vt100
    user    rescue
    
    %cd                       ホームディレクトリに移動します。
    %cd public_html           そこから更にホームディレクトリ下にあるpublic_htmlという
                              ディレクトリに移動します。
    %cd cgi-bin               そこから更にcgi-binというディレクトリに移動します。勿論
                              その名前のディレクトリが存在しなくては駄目ですよ。
                              %cd public_html/cgi-binとすれば直接移動できます。
    %cd ../                   現在いるディレクトリから一つ前のディレクトリに戻る。
    


  4. スクリプトの場所を指定する

    プロバイダが違う場合、perlスクリプトが動作するためのperlインタプリタの存在する 場所が違う場合が多いものです。なお、できるだけperlのバージョンは5を使ってください。

     例えばASKネットの場合は /usr/local/bin/perl
       ビッグローブの場合は  /usr/mesh/bin/perl5
    
    これらをきちんと指定しないと、実行できません。perlまでのパスを調べる方法は、
    % which perl
    /usr/local/bin/perl(ASKネットの場合)
    
    これをperlスクリプトの1行目に置きます。

    #!/usr/local/bin/perl

  5. 自分のところまでのパスを知る

    % pwd
    
    これによって現在いるディレクトリのパスを知ることができます。または・・・

    スクリプト内でファイルを指定する場合、UNIX上のディレクトリをパスで指定するわけですが、 これを把握しておかないと自分用に書き換えができません。setコマンドでも知る事ができます。

    > set(例)
    addsuffix
    argv    ()
    cwd     /home/usr01/b/rescue/public_html(ここは現在自分のいるディレクトリ)
    echo_style      bsd
    edit
    gid     10000
    history 40
    home    /home/usr01/b/rescue(ここはホームディレクトリ・・あなたのディレクトリの一番上の場所)
    ignoreeof
    loginsh
    lpath   ()
    noclobber
    path    (. /home/usr01/b/rescue /home/usr01/b/rescue/bin /usr/local /usr/ucb /us
    r/bin /usr/etc /usr/local/bin /usr/local/bin/GNU /usr/local/bin/GNU/GCC /usr/loc
    al/bin/GNU/Make)
    prompt  >
    prompt2 %R?
    prompt3 CORRECT>%R (y|n|e)?
    r       0
    shell   /bin/tcsh
    shlvl   1
    status  0
    tcsh    6.03.00
    term    vt100
    tty     ttyp0
    uid     11242
    user    rescue
    version tcsh 6.03.00 (Cornell) 92/11/20 (sun4) options 8b,dl,al
    

  6. その他のコマンド

    % man command               指定したコマンドの説明書を表示。spaceキーで次、qで終了。
    % which command             どこにあるのか知りたいUNIX内にあるコマンドの場所を
                                探すことができます。例えば、%which ccとすると、コンパイラccの
                                場所が表示され、もし存在しなければnoの表示されます。但し、
                                これはpathで指定されている範囲内から検索しています。
    % stty erase ^h             シェルに入って困ることと言えば、BSキーで削除できない事です。
                                これを入力しておけばBSキーが使えるようになります。
                   (彩ネットの場合は初期設定でBS可能になっているので便利です)
    % rm filename               指定したファイルを削除します。
    % mv filename new-filename  ファイル名の変更をします。
    % cat filename              指定したファイルの中身を表示します。
    % touch filename            指定したファイル名で内容が空のファイルを作成します。
    % chmod permission filename  パーミッションを変更します。
    % setterm -x EUC
    % setterm -x SJIS        漢字コードを変更します。
    


初期設定を変更する

例えばBSキーで文字の削除ができない使いにくいリムネットのシェルとかの場合、 毎回sttyコマンドしていては面倒です。親切なところでは既に使いやすいようになっていますが。 あなたのホームディレクトリに「.cshrc」がありましたら、 このファイルの最後に次の3行を追加して更新してみてください。作業には必ずバックアップを してから行います。このファイルは「アスキーモード」で扱います。

バックアップをする
% cp .cshrc .cshrc.org

次の3行を.cshrcの最後に追加する

alias cd 'cd \!*;echo $cwd'
stty erase ^H
cd public_html

すると、シェルに入った時点で「public_html」になり、ディレクトリ移動(cd)毎に その場所の絶対パス(pwd)表示するようになり、ミスタイプもBSキーで削除できるようになります。


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