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  afio

カレッヂ
カレッヂ


特徴

  • afioとは、ファイル移動用のユーティリティです。バックアップの用によく使われているアーカイブエンジンです。
  • 同様の目的で、tar+gzやcpioが有名ですが、それらよりも安全にバックアップが可能です。
  • tar+gzの方が小さなサイズにアーカイブ(複数のファイルやディレクトリを1つのファイルにまとめること)することができますが、 万が一データ途中にエラーがあると、そこから先のデータの復元が不可能になりますが、afioはエラーデータは当然復元できませんが、 他のデータは復元することができます。


環境

  • 当然、シェル環境が必要です。Telnetでサーバにアクセスできない環境では使えません。
  • Telnet等でアクセスし、次のコマンドを試してみてください。Usage(使い方ヘルプ)が表示されればインストールされています。 通常/usr/binに存在しますが、パスが通っていない場合は、# /usr/bin/afio というように、フルパスで入力します。 (#はコマンドプロンプトです)

    # afio


使い方

バックアップ

例えば、バックアップを取りたいディレクトリが、/home/rescue/public_html 以下すべてであるとすれば、

# find /home/rescue/public_html | afio -ovZ /home/rescue/backup.afz

を実行します。もし、自分で持っているサーバの場合で、マウントしたMOに記録したい場合は、root権限で、

# find /home/rescue/public_html | afio -ovZ -s 220m /mnt/mo/backup.afz

を実行します。-s 220m は、220MB毎にMOを交換するように指示してくれます。交換には、別にターミナルを開き、 umonutして取りだし、新MOをマウントするという手間がかかります。とりあえずサーバ内に保存し、 LANでPCに転送する方法が便利かもしれません。その場合、PC上でCD-R等に焼いておき、 万が一の復元にはCD-ROMから復元できるように。

backup.afzはバイナリモードで移動できます。

リストア(復元)

サーバごとクラッシュしたような場合、サーバを再インストールしたとしてもafioがないと復元作業ができません。 あらかじめ、/usr/bin/afio と /usr/man/man1/afio.1 をFD等に保存しておいて、FDから元の場所にコピーして、 # chmod 755 /usr/bin/afio を設定しておけばいいでしょう。

バックアップしたbackup.afzをサーバ上(ここでは/home/rescue内)に置き、次のコマンドを実行すると元に戻ります。 現時点で存在するファイルは、バックアップした時点に戻ってしまうので気をつけてください。 # afio -tZ /home/rescue/backup.afz とすることで、実行前に内容を確認することができます。

# afio -ivZ /home/rescue/backup.afz

マウントしたMOから復元したい場合は、root権限で、

# afio -ivZ -s 220m /mnt/mo/backup.afz

を実行すれば、今いるディレクトリに展開します。 -s 220m は、220MB毎にMOを交換するように指示してくれますので、バックアップ時と同様に操作します。


  -o  出力
  -i  入力
  -v  画面表示(これを付けなければ実行中に一覧を表示しない)
  -t  中身を見る
  -Z  zip圧縮する


インストール

afioが無ければ設置しましょう。プロバイダ利用の方、レンタルサーバでroot権限がない方は、 サーバ管理者に入れてもらいましょう。バックアップ利用目的なのですから、嫌とは言わないとは思いますが・・・^^;

ダウンロード afio-2.4.6.tar.gz

# gzip -d afio-2.4.6.tgz
# tar xf- afio-2.4.6.tar
# cd afio.2.4.6
# make
(略)
# make install
cp afio /usr/bin
cp afio.1 /usr/man/man1
#


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