「flyを使って生成した画像をホームページ上で公開している」場合に、
サーバ管理者からその利用を断られたという事例がありました。
これは、ユニシスの著作権問題によるもので、係争中でもあり微妙な問題なので、
問題を簡単に書いて、実際にはどうすればいいかを告知しておきたいと思います。
問題になっているのはfly自体ではなく、flyで使っているgdというライブラリだそうで、
LZWという圧縮技術を使っていることに端を発したものです。この技術が実はユニシスが特許を持っているものだったそうです。
LZWを使うと、より小さいサイズ画像を高速に生成することが可能だそうで、
GIFを扱う商用アプリケーションはユニシスにライセンス料を払って使用しているとのことです。
gdはGIFのサポートを止めました。独自にgdを使う場合は、古いバージョンのものに注意し、問題のない最新のものを使ってください。
flyはgdライブラリを使っていることから影響を受けているもので、リリースノート(日本語訳)によるとflyは、
Version: 1.6.0 を以って、著作権問題を回避しているようです。LZW法からランレングス法に変更されたことで、
生成される画像のサイズは大きくなるようです。従って、これらの情報を読んでいただき、あなたの判断で、
問題のないようにご利用ください。少なくとも、問題があると思われる古いバージョンのflyの使用はやめてください。
なお、当方の著書に収録されているflyについては、出版社のサポートページの指示に従ってご利用ください。
一部情報提供> Thanks to p4room.
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