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  ImageMagick - PerlMagick

カレッヂ
カレッヂ


概要

  • ImageMagickは、画像処理を行うツールの集合体です。
  • 画像変換や加工を行いますが、一般的にはGUIで提供されますが、その中のconvertやmogrifyコマンドはバッチ処理(コマンドラインで実行)できます。
  • たとえば、

    $ convert in.gif out.jpg (in.gifをout.jpgに変換する)
    $ mogrify -format jpg *.gif (GIF画像をすべてJPEG形式に変換する)

  • このImageMagickをPerlのモジュールとして利用できるようにしたのがPerlMagickです。
  • サムネイル処理付き電子掲示板「簡易BBSα」を、このPerlMagickを使って処理しているスクリプトとして公開していますので、 ここでImageMagickについて簡単に紹介することにします。

  • このシステム(とそのモジュール)をインストールするには、root権限をもっているサーバ管理者でなければなりません。 従って、自社サーバを自分で構築したとか、1サーバまるごとレンタルしていてroot権限も使える、という方でないとインストールできません。 もしあなたがプロバイダやレンタルサーバで単なるユーザである場合で、このモジュールが入っていないサーバをご利用の場合、このインストールをプロバイダの方やサーバ管理者に依頼するしかありません。 このモジュールを入れることで、設置する電子掲示板において、アップロードした画像のサムネイル化が可能になり、 小さな画像になることでサーバの転送量を最小限に抑え、サーバの負荷軽減につながるという目的であれば、このモジュールを入れてくれるかもしれませんね。 いずれにしても、このモジュールがないと簡易BBSαは動作しません。

  • ソフトウェア自身は著作権で保護されていますが、無料で使用でき、再配布することができます。


ダウンロードとインストール手順

  • ImageMagickの入手先

  • root権限を使える立場の方は説明する余地もなく、下記の簡単な説明で十分理解できるでしょう。

        tar -zxvf ImageMagick-5.2.0.tar.gz (バージョンはダウンロードしたものに合わせて)
        cd ImageMagick-5.2.0
        ./configure
        make
        make install
    
        cd PerlMagick
        perl Makefile.PL (※)
        make
        make install
    

  • (※)実行結果によっては、Makefile.PLを編集する必要があるようです。


使い方

ダウンロードファイルにサンプルプログラムもいくつか載っていますので、参考にするといいでしょう。 簡単なものしか私もわからない・・・ ^^;

モジュールの動作確認として、適当な画像ファイルを girl.gif logo.gif rose.gif という名前で保存してサーバに置きます。 同じ場所に下記のプログラム(添付されている)を設置してシェル上で実行すると、何やら新たな画像が生成されていれば成功です。 生成された画像をダウンロードして見てみると面白いですよ。

#!/usr/local/bin/perl
use Image::Magick;

$q = Image::Magick->new;
$x = $q->Read("girl.gif", "logo.gif", "rose.gif");
warn "$x" if $x;

$x = $q->Crop(geom=>'100x100+100+100');
warn "$x" if $x;

$x = $q->Write("x.gif");
warn "$x" if $x;


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